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パチンコ・スロットの負け額の平均は?公的調査の1か月の使用金額・年間平均費用・自分の金額の出し方まとめ

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当記事では、パチンコ・スロットの負け額の平均について、公的な調査で分かる1か月の使用金額・レジャー白書の年間平均費用・平均と中央値の違い・自分の金額の出し方・使いすぎを防ぐ資金管理をわかりやすく紹介します。

数字は、国の実態調査と公益財団法人の調査で公表されているものだけを使っています。調べ方や数字の意味もあわせて押さえておきましょう。

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目次

パチンコ・スロットの負け額の平均は?公的な調査で分かる数字

パチンコやスロットの「負け額」そのものを全国でまとめた公的な統計は、見当たりません。国や公的な機関の調査で公表されているのは、勝ち分を含めない「使った金額」や「1年間にかかった費用」です。負け額に近い数字として、次の2つの調査が参考になるところです。

調査対象公表されている数字
ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査(令和5年度・久里浜医療センター)過去1年にギャンブルをした18〜74歳1か月あたりのギャンブルに使った金額の中央値9,000円
レジャー白書2026(速報版)(日本生産性本部)2025年にパチンコをした人年間平均費用9万3,000円

どちらも「負けた額」ではなく、使ったお金の調査です。調べ方も対象も違うので、2つの数字をそのまま比べることはできません。それぞれの中身を見ていきましょう。

1か月の金額は「使った金額の中央値9,000円」

厚生労働省の依存症に関する調査研究事業として、国立病院機構久里浜医療センターが実施した全国調査です。令和5年11月から令和6年1月に、全国の18歳以上75歳未満の1万8,000人に調査票を送り、8,898人の有効回答を集めています。

この調査では、過去1年間にギャンブルをした人に、1か月あたりにギャンブルに使った金額を聞いています。勝ったお金は含めずに答える質問です。結果は次のとおりです。

区分1か月あたりの金額の中央値
全体9,000円
男性1万円
女性3,000円

報告書は依存症対策全国センターの調査報告書のページで公開されています。ここでいう「ギャンブル」には、パチンコ・パチスロのほか宝くじや競馬なども含まれます。

年間の金額は「レジャー白書」の年間平均費用9万3,000円

公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2026(速報版)」では、2025年の余暇活動を調べています。全国の15〜79歳を対象に2026年2月に行ったインターネット調査で、有効回答は3,279人です。パチンコは18歳以上が調査対象です。

項目(パチンコ・2025年)数字
参加率7.4%
年間平均活動回数25.5回
年間平均費用9万3,000円

年間平均費用は、「ある余暇活動を行った人の一人当たり年間活動費用の平均」と定義されています。こちらも負け額ではなく、かかった費用の平均です。調査の概要は日本生産性本部のレジャー白書のページで確認できます。

1日あたりの負け額の公的な数字は見当たらない

「1日でいくら負けるのが平均か」をまとめた公的な調査は、見当たりません。1日の金額は、打つ機種やレート、時間で大きく変わります。人の平均に合わせるより、自分の記録から出すほうが役に立ちます。出し方は後の章で紹介します。

「平均」って言葉だけで判断せず、何を調べた数字なのかまで見るのがコツだぞ!

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パチンコ・スロットの負け額の平均を読むときは中央値も見る

久里浜医療センターの調査では、中央値と平均値の両方が公表されています。この2つは、大きく違う数字になっています。

指標1か月あたりのギャンブルに使った金額(全体)
第一四分位3,000円
中央値9,000円
第三四分位2万円
平均値9万8,821円

平均値は一部の大きな金額に引っぱられる

中央値は、全員を金額の小さい順に並べたときに真ん中にくる人の金額です。平均値は、全員の金額を足して人数で割った数字です。この調査の最大値は9,000万円でした。ごく一部の大きな金額が平均値を押し上げるわけです。

「普通の人がどれくらい使っているか」を知りたいなら、中央値のほうが実感に近いです。半分の人は1か月9,000円以下、4分の3の人は2万円以下という結果ですね。

金額の分布を見ると、10万円以上の人は約9%

1か月に使った金額全体に占める割合
1万円未満50.8%
1万円以上5万円未満34.0%
5万円以上10万円未満5.9%
10万円以上約9.3%

1万円未満の人が半分ほどです。一方で、1か月に10万円以上使った人も約9.3%います。数字は回答者2,932人を元に、報告書の表から計算しました。

依存が疑われる人の中央値は1か月6万円

同じ調査では、PGSIというテストでギャンブル等依存が疑われる人(8点以上)の割合も推計しています。年齢をそろえて計算した割合は、全体で1.7%、男性2.8%、女性0.5%でした。

区分1か月あたりのギャンブルに使った金額の中央値
過去1年にギャンブルをした人全体9,000円
依存が疑われる人(PGSI8点以上)6万円

依存が疑われる人の中央値は、全体の6倍以上です。最もお金を使ったギャンブルは、男性ではパチンコ43.4%・パチスロ24.5%、女性ではパチンコ60.9%・パチスロ17.4%でした。使う額が増えている人ほど、パチンコ・パチスロが中心になりやすいことが読み取れるわけです。

個人的には、自分の1か月の金額をこの2つの数字と並べてみるだけでも、立ち止まるきっかけになると感じています。

パチンコ・パチスロだけの数字ではない点に注意

この調査の金額は、ギャンブル全体の合計です。過去1年で最もお金を使ったギャンブルを聞いた質問では、宝くじが53.3%で最多でした。パチンコは15.0%、パチスロは8.9%です。

そのため、中央値9,000円は「パチンコ・スロットの負け額の平均」とは別物として読む必要があります。あくまで、ギャンブルに使うお金の全体像をつかむ数字として使いましょう。全体の中での自分の位置を知る物差し、と考えると分かりやすいですね。

宝くじしか買わない人も入った数字だから、そのままパチンコに当てはめないようにな。

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自分のパチンコ・スロットの負け額を計算する方法

人の平均より大事なのは、自分がいくら使っているかです。1日・月・年間の金額は、記録さえあれば簡単に出せます。

記録から1日・月・年間の金額を出す

知りたい金額出し方
1日の収支その日に戻った額-その日の投資
1か月の収支1日の収支をその月の分だけ足す
年間の収支12か月分の収支を足す
1日あたりの平均年間の収支÷打った日数

記録は、スマホのメモでも紙のノートでもかまいません。家計の中で遊技にいくら使っているかを見たいなら、高橋書店 実用家計簿 2027年版のような家計簿に、遊技の欄を1つ作るのも分かりやすいです。

スロットは機械割から理論上の差枚を計算できる

スロットには、機械割という数字があります。使ったメダルに対して、平均でどれだけ戻ってくるかの割合です。100%を下回る設定では、長く回すほどメダルが減っていく計算です。

計算の手順計算例(機械割97.7%・3000G)
使うメダル3000G×3枚=9,000枚
理論上減る枚数9,000枚×(100%-97.7%)=207枚
金額にすると(46枚貸し)207枚÷46枚×1000円=約4,500円

機械割97.7%は、スマスロかぐや様のコイン単価の解説で取り上げた設定1の数字です。これはあくまで、たくさん回したときにならした理論上の数字です。1日の結果は、当り次第で大きく上下します。それでも、設定1を長く打つほど減る方向に寄っていくわけです。

1回あたりの上限は軍資金の計算から決める

1日に使う額の上限は、打つ台の天井や大当り確率から決めると無理がありません。計算方法は、パチスロの軍資金はいくら必要かの解説やパチンコの軍資金はいくら必要かの解説、スマスロの軍資金はいくら必要かの解説にまとめています。実戦記事で見る「投資3k」などの表記は、パチンコの投資kとはの解説で読み方を確認できます。

人の数字より、自分の記録が一番正直だな。月の合計を一回出してみるのがおすすめだ!

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パチンコ・スロットの負け額を増やさない資金管理

パチンコ・スロットはあくまで遊技です。負け額を気にするより先に、使ってよい額を決めておくことが大切です。次の4つを意識しておきましょう。

月の上限を先に決めて、生活費と分ける

まず、1か月に遊技に使ってよい額を決めます。家賃や食費などの生活費とは分けて、なくなっても生活に響かない額にしましょう。使ってよい額を封筒に分けておく「袋分け」は、上限を守るのに向いた方法です。かんたん! 袋分け家計簿セットのような、袋とノートがセットになったものもあります。

借りたお金や後払いでは遊ばない

久里浜医療センターの調査では、ギャンブルの資金を「自分の貯金」で用意した人が92.7%でした。一方で、クレジットカードなどの後払い決済を使った人も5.8%います。借りたお金や後払いで遊ぶと、使った額が見えにくくなります。遊技に使うのは、手元にある自分のお金だけにしましょう。

撤退ラインは金額と時間で決める

撤退ライン決め方の例
金額持っていった額を使い切ったらやめる。追加で現金をおろさない
時間「18時まで」など終わりの時刻を先に決める
月の合計月の上限に届いたら、その月はもう打たない

負けた分を取り戻そうとして上限を超えるのは、いちばん避けたいパターンです。決めた額を使い切った日は、その日の遊技はおしまいにしましょう。月の合計を見返すなら、細野真宏の家計ノート2027のように月ごとに集計しやすいノートも使いやすいです。

パチンコ・パチスロの使いすぎで困ったら

「決めた額を守れない」「やめたいのにやめられない」と感じたら、ひとりで抱え込まずに相談してみてください。認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、パチンコ・パチスロの依存問題を専門に受け付ける相談機関です。本人だけでなく、家族も相談できます。

項目内容
相談先認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)
電話相談050-5846-3952(IP電話)
受付時間月〜金(祝日除く)10:00〜22:00(受付は21:30まで)
料金相談は無料(通話料のみ負担)

詳しくはリカバリーサポート・ネットワークの公式サイトで確認できます。公衆電話や番号非通知の電話からはつながりません。この点も覚えておきましょう。全国の公的な相談窓口は、厚生労働省の依存症対策のページにまとまっています。

楽しく遊ぶためのお金だからな。しんどくなったら、早めに話してみるのが一番だぞ。

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【まとめ】パチンコ・スロットの負け額の平均

  • パチンコ・スロットの負け額そのものを全国でまとめた公的な統計は見当たらない
  • 久里浜医療センターの令和5年度調査では、1か月にギャンブルに使った金額の中央値は9,000円
  • 同じ調査の平均値は9万8,821円で、一部の大きな金額に引っぱられている
  • この金額は宝くじなども含むギャンブル全体の数字で、パチンコ・パチスロだけの数字ではない
  • レジャー白書2026(速報版)では、2025年のパチンコの年間平均費用は9万3,000円
  • 自分の1日・月・年間の金額は、投資と戻った額の記録から出せる
  • 月の上限を決めて生活費と分け、借りたお金や後払いでは遊ばない
  • 使いすぎが気になったら、リカバリーサポート・ネットワーク(050-5846-3952)に相談できる

平均の数字は、何を調べた数字かを確かめてから使うのが大切です。人の数字より自分の記録を見て、上限と撤退ラインを決めて、無理のない範囲で楽しみましょう。

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