当記事ではノーマルタイプの新機能である「ボーナストリガー(=ボーナス高確率状態)」に関する情報と個人的見解をまとめています。暇な時間にサクッとどうぞ。
以前に記事化したAタイプの確変機能の噂話の実態は「ボーナストリガー」だったみたいだね。
ボーナストリガー(BT)とは何か?
ボーナストリガー(BT)とは「ボーナス高確率モード」のこと
ボーナストリガー(BT)とはその名の通り「ボーナス高確率モード」のことを意味するようです。
これ以上説明することがないくらいに分かりやすい命名だと思います。
ボーナス終了後に「規定数を切り替える」ことでボーナストリガーが発動する模様
ボーナストリガーは「ボーナス終了後に規定数を切り替えることで発動」する仕組みのようです。つまり通常時の規定数を3枚とした場合、特定ボーナス終了後に規定数を2枚もしくは1枚に切り替えることでボーナストリガー状態を技術的に実現する、ということですね。
もっとわかりやすく具体的に説明してみます↓
規定数 | ||
---|---|---|
規定数3枚(=通常状態) | 規定数2枚(=ボーナストリガー) | |
BB確率 | 1/300 | 1/30 |
RB確率 | 1/600 | 1/60 |
上表はイメージできるボーナストリガー発動前後のボーナス確率の変化量を示した表です(※ボーナストリガー発動で10倍軽くなるかどうかはまだ不明です)。上表を見つつ、わかりやすく具体的に説明すると、「通常時の3枚がけ消化で1/300のビッグボーナスに当選→ビッグボーナス終了後は2枚がけ遊技状態に切り替える(ここでボーナストリガーが発動)→2枚がけ遊技状態はボーナストリガー状態、ビッグボーナス確率が1/30になるので高確率でボーナス当選が期待できる」みたいな話です。
解釈基準改正で搭載可能になった「ノーマルタイプの新機能」(2024年8月23日付で改正)
ボーナストリガーは2024年8月23日付の解釈基準改正でノーマルタイプに搭載することができるようになった新機能です。
スマスロがパチスロ市場を圧巻して以降、ノーマルタイプ(=Aタイプ)の盛り上がりは落ち込んでいましたが、今回の解釈基準改正によるボーナストリガーによって、今後はノーマルタイプの遊技性拡大にも期待できるようになりました。
スマスロ北斗の拳が市場導入されてから以降はスマスロ一強の雰囲気ものすごく強かったもんね。
ボーナストリガーが搭載できる機種・利用条件は?
- 純粋なAタイプにのみ搭載可能
- RT機には搭載できない
- AT機にも搭載できない
→ボーナストリガーはノーマルタイプ専用の機能ということ
純粋なノーマルタイプ(=Aタイプ)であることがボーナストリガーの搭載条件
ボーナストリガーは純粋なノーマルタイプ(=Aタイプ)にのみ搭載可能な機能です。現状の市場導入済み機種でいうと、ジャグラーのようなノーマルタイプにボーナストリガーは搭載できる新機能となります。
RT状態を持つパチスロ機にはボーナストリガーは搭載できない
つまりボーナストリガーはRT状態を切り替えてゲーム性を構築しているパチスロ機には搭載できないという事になります。
現状の市場導入済み機種でいうと、ハナビのようなボーナス後にRT高確率状態を搭載しているようなパチスロ機にはボーナストリガーが搭載できないという事ですね。
Aプロジェクトのパチスロはボーナストリガーが搭載できないね・・・(まぁボーナストリガー使った開発に切り替えるとかはありそうだけど)
AT性能を持つパチスロ機にもボーナストリガーは搭載できない
また、AT性能を持つパチスロ機にもボーナストリガーは搭載できません。
具体的に現状の市場導入済み機種でいうと、スマスロ北斗の拳やスマスロモンキーターン5などのAT機にはボーナストリガーは搭載できないということになります。
「ボーナストリガー搭載のノーマルタイプ」はAT機に勝てるのか?という妄想話を繰り広げてみる
結局「ゲーム性はAT機のほうが大きいまま」のような気がするのは否めない
つまり、ノーマルタイプにボーナストリガーが搭載できるようになったとしても、結局「AT機の方がゲーム性の幅が広くて面白いよね」という話に着地しそうな気がしています。
例えば、200枚獲得できるビックボーナスを搭載したパチスロ機の場合、「ビッグボーナス後に2枚がけに切り替わってボーナストリガー状態へ→ビッグボーナス当選してさらに200枚獲得することでトータル400枚とれます」って話だと思うんですが、これならRT機でやっていることとゲーム性はさほど変わらないのでは?と思っちゃいますよね。
RT機よりは出玉の瞬発力が高まりそうだけど、ゲーム性の側面ではRT機の方が面白いんじゃないかと。
過去の台のように400枚獲得できるビッグボーナスの7図柄がバシッと3つ揃いしてくれると爽快だけど、ボーナストリガーの場合は「ボーナス高確率状態が保証されるだけ」でボーナス当選しない場合もある。つまり、雰囲気がヌルっとしそうなんだよなぁ。。
ボーナストリガー中に規定数変化で入賞役の確率と払い出し枚数を上昇させることはできるが…
規定数が変化することで入賞役(例えばジャグラーのぶどう)などの当選確率を上昇させたり、払い出し枚数を増やしたりすることはできるはずですが、広がりそうなゲーム幅って期待以上に幅広くはない気がしています(本当に何かしらで面白くなってくれると嬉しいんだけれども・・・!!!)
規定数が2枚になったボーナストリガー状態時は、RT状態っぽく「コイン持ちをよくする」ようにできそうだけど、それならRT機で良くない?となりそうな気も・・・
ボーナス当選確率が1/1となるボーナストリガーが搭載できると特定ボーナス3つ揃い時に400枚獲得確定で気持ちよさそう!
ボーナス当選確率が1/1となるボーナストリガーが搭載できるなら「特定ボーナス3つ揃い時に400枚獲得確定状態が作れる」ので気持ちよさそうですよね。
この場合だと、すごくわかりやすく説明するなら「スペシャルビッグボーナスの7図柄の組合せが3つ揃いした時点で400枚獲得ボーナス(200枚×2ボーナス=400枚)になる」みたいな話にはなりますよね。
さらに特定ボーナスを引き続ければ次回も1/1でボーナス当選となるので、一瞬の盛り上がりにはなりそうです。
「ボーナストリガーを搭載することで通常時のボーナス確率が辛くなりすぎた」みたいなスペック設計になったら本末転倒
ボーナストリガーの性能に偏り過ぎたスペックを搭載したがために、ボーナストリガーがその機種のゲーム性全体に悪影響を及ぼす要因にならないように注意すべきでしょう。
「尖り過ぎたラッキートリガー搭載機」にスペック設計したとしても、そのスペックに最適なゲーム性の肉付けは必要だね、って話だね。
規定数が変化しているボーナストリガー中の入賞役に設定差を設けてカウントさせるなどはできそう
ボーナストリガー状態を設定判別区間にするなんて遊びは実現できそうな気がしています。ただ、それがあるからめちゃくちゃ面白いゲーム性になるとも思えない、というのが今のところの本音です。
例えば「ボーナストリガー中はチェリー高確状態」みたいな入賞役の確率構成にすると停止出目の見た目も変化があって面白くなりそう
例えば「ボーナストリガー中はチェリー高確状態」みたいな入賞役の確率構成にすると停止出目の見た目も変化があって面白くなりそうですよね。
例えば、ボーナストリガーに突入する特定ボーナスの7図柄デザインを「大量のチェリーが装飾されたデザイン」にしておいて、「チェリーデザインの7図柄の3つ揃いする→そのボーナス終了後は2枚掛け状態になりボーナストリガー発動→規定数2枚に切り替わったことでチェリー停止確率も高くなる(2枚掛け時のチェリー入賞役発生頻度を予め高めておく)→ボーナストリガー状態中はチェリーが高確率で停止する作りなので、視覚的な面白さが停止出目で演出できる→プレーヤーはチェリー高確状態を楽しみながら”軽くなったボーナスの当選”を待つ」、みたいな遊びなんか作れそうですよね。
(なんか面白そうじゃん…)
【まとめ】とはいえノーマルタイプはもっと盛り上がって良い
とはいえ、ボーナストリガーが解禁されると少なからず「触ってみたい」と思うはず。1回は新機能を体感してみたいと思うのは世の常だと思いますし、ボーナストリガーを好意的に見ながら今後の動向を見守るりたいと思います!
ノーマルタイプはもっと面白くなる、話題性が高いパチスロ業界はやっぱりおもしろい。
【おまけ】北電子やパイオニアなど「ノーマルタイプにファンが多いメーカー」のパチスロ開発とボーナストリガーは相性が良さそう
2024年8月23日付の解釈基準改正でノーマルタイプに搭載できるようになったボーナストリガーの恩恵を強く受けそうなパチスロメーカーを想像すると、北電子やパイオニアのような「ノーマルタイプにファンが多いメーカー」が想像できます。
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パチスロの面白さがもっと高まって、今以上に業界が盛り上がると楽しくなりそうだね。