2024年7月8日に市場導入された藤商事のP貞子は「千円ボーダー33回」で設計されていますが、「千円で15回しか回さないパチンコホール」が存在するようです。当記事では「期待値的に打ったら確実に負ける釘調整で営業されていたP貞子の情報」についてご紹介します。
また、釘をガン締めしたパチンコホールが悪いのか?それとも釘をガン締めされるリスクをコントロールできなかった藤商事のパチンコ開発が悪いのかも個人的意見を最後に記述します。
開発者目線だと寂しい運用方法。しかし想定内の事象ではあるはず。この状況下でもパチンコ機としての魅力を維持できるのかは怪しい。
千円スタートが33回であるP貞子が「千円で15回しか回らなかった」とSNSで話題!
「ヘソはガン開きなのに、釘調整で玉流れをコントロールされ千円15回転しか回らない」という話題のSNSはこちら
↑上のX投稿を確認すると理解できますが、P貞子のヘソサイズはBIGスタートというネーミングで「従来のヘソより2倍大きいサイズ」で設計されています。
このP貞子の大きなヘソ、BIGスタートは市場導入前から「どんな形でホール利用されるのか?」と話題でしたが、結局パチンコホールがパチンコ玉がヘソに到達するまでの釘をガン締めしてしまい、「ヘソは大きく開いているのに、パチンコ玉がほとんど流れてこない」という最悪の結果を起こしたパチンコホールが存在するようです。
※もちろんパチンコ機購入者はパチンコホールで、そのパチンコ機をどんな運用方法で扱っても購入者であるパチンコホールの自由ではある。
P貞子はヘソ入賞後に振り分け装置が存在!見た目的にもヘソ入賞を削られるとキツい
P貞子はヘソ入賞で1/39の祠チャレンジに当せんさせ、その後に1/17で大当りとなる呪縛ジャッジを成功させる流れを取る必要があります。
今回藤商事は、1/39で当せんする祠チャレンジを目掛けて、BIGスタートでサクサク変動消化するゲーム性を採用しました。しかし、このサクサク変動消化させるゲーム性はパチンコホール側が釘調整することでサクサク消化できないように調整されてしまいました。要するに、藤商事のパチンコ開発者が本来狙っていたゲーム性が崩壊してしまったというお話となります。
正直、パチンコを打っている打ち手側からすればめちゃくちゃキツい釘調整でしょう。
P貞子のボーダー問題はパチンコホールの問題か?藤商事のパチンコ設計の問題か?
大前提、P貞子の運用について藤商事からアナウンスはあったはず
パチンコホールも慈善事業をしているわけでなく、利益を得るためにパチンコホールを毎日オープンさせているはずですが、さすがに今回の釘調整はパチンカーに大きな負担を強いるだけでなく、「藤商事が提案するBIGスタートの構想」を無下にしているとも感じ取れます。
大前提、P貞子が過去のパチンコ機種とは異なるタイプのパチンコ仕様で開発されていることは藤商事の営業マンがパチンコホールに説明しているはずです。藤商事的に本意ではないパチンコ運用をされていることは間違いないでしょう。
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とはいえ、藤商事もパチンコホールに釘調整されずに最適な運用をされ続けるとも考えてはいないはず
過去に編集部員Bがパチンコ開発していて、開発者の意図をすべて汲んでパチンコホールが運用してくれることはほぼないと経験則上理解しているので、藤商事のパチンコ開発者も今回の千円ベース33回の設計が千円15回まで削られることは「想定内」ではあったはずです。この点においてパチンコホール側の運用方法を強く非難するというのは開発者目線では違うのかなと。
ただ、設計した千円ボーダーラインから半減した15回まで設計された場合に、P貞子のパチンコ的魅力は何になるのか?だったり、そもそも千円ボーダーラインを33回に設定した理由、その面白さの根拠をもっと営業さんに伝える努力などはすべきだったかもしれません。
P貞子がボーダー理論に乏しいユーザーから高粗利を搾り取れるパチンコ機だという運用側面をメーカー(藤商事)が訴求したがっているとは思えない
P貞子のスペックの売りが「他パチンコ機種以上に釘を調整することで高粗利を確保できる」という側面を押し出してまで作られているとは個人的に思っていません。通常時のゲーム性に独自性をもたらしたかったがゆえにBIGスタートを搭載してボーダーを高く設計したはずだと思ってます。
むしろそうじゃないと寂しい気持ちになりますし、ユーザーファーストじゃないなと思っちゃいますね。
パチンコファンあってもパチンコホールだし、パチンコメーカーだし。
ガンダムユニコーン2の超デカスタート(=大きなヘソ)がP貞子の件を踏まえてどうなるか今後興味深い
納品予定日が2024年8月4日とされるSANKYOの新台パチンコ「PF.機動戦士ガンダムユニコーン2 S」もP貞子と同様に千円ボーダーが30回となる超デカスタートを搭載しています。
e機(スマパチ)に超デカスタートが搭載されているっていう話だよ。
PF.機動戦士ガンダムユニコーン2 Sの市場導入台数はP機で5万台、e機で2万台のトータル7万台とも噂されています。超デカスタートが搭載されるのはe機(スマパチ)の方ですので、約2万台が市場導入されるわけですが、P機が5万台売れているからe機の超デカスタートの扱いが存在になっても良いという話でもないはず。P機もですし、挑戦したe機もしっかりと開発者が意図した最適な運用方法で利用されて欲しいと個人的には思います。
現在7月中旬であるため、約1ヶ月もすればどのような運用方法で「PF.機動戦士ガンダムユニコーン2 S」が扱われるかは確認できます。今後も情報を追ってみたいと思います。