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パチンコ依存症は負け額で決まる?公的機関のセルフチェックと相談先・治療の窓口

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当記事では、パチンコ依存症と負け額の関係について、「負け額いくらから」という基準がない理由・公的な機関が公開しているセルフチェックの内容・家族から見えるサイン・相談先と治療の窓口・回復のためにできることをわかりやすく紹介します。

「自分は依存症なのかな」と気になった時点で、もう大事な一歩を踏み出しています。一人で判断せずに、気軽に相談先を頼ってください。

ギャンブルの悩みを相談できる窓口(本人・家族とも無料)

  • パチンコ・パチスロの悩み:リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)050-5846-3952(月〜金・祝日除く 10:00〜22:00/受付は21:30まで・相談無料、通話料のみ負担)
  • ギャンブル依存の相談:お住まいの地域の精神保健福祉センター・保健所(全国の相談窓口・医療機関を探す)
  • 借金もあるとき:法テラス・サポートダイヤル0570-078374(平日9:00〜21:00・土曜9:00〜17:00)

ほかの窓口は相談先と治療の窓口にまとめています。

目次

パチンコ依存症に「負け額いくらから」という基準はない

パチンコ依存症かどうかを、負け額だけで決める基準はありません。公的な機関の説明で重視されているのは、金額よりも「やめたくてもやめられないか」「生活に困りごとが起きているか」という点です。

依存症は「コントロールできない」状態のこと

厚生労働省は、依存症を「やめたくても、やめられない」状態になることだと説明しています。そのうえで、特に大切なのは、本人や家族が苦痛を感じていないか、生活に困りごとが生じていないかという点だとしています。

同じ1万円でも、収入や生活の状況によって重さはまったく違います。金額の大小より、使い方をコントロールできているかを見ることが大事なわけです。

金額は「失っても大丈夫な額を超えていないか」で見る

久里浜医療センターが公開しているPGSI日本語版にも、決まった金額は出てきません。お金に関する質問は、「失っても本当に大丈夫な金額以上」を賭けたかどうかを尋ねる形です。

負け額が少なくても、生活費に手をつけていれば注意が必要です。逆に、自分にとって大丈夫な範囲かどうかを一度落ち着いて確かめてみましょう。

依存症は特別な人だけがなるものではない

厚生労働省は、依存症は条件さえそろえば誰でもなる可能性があり、特別な人だけがなるものではないとしています。政府広報オンラインでも、意志が弱い人や性格に問題がある人だけがなる病気ではないと説明されています。気になったら、恥ずかしがらずに確かめてみてください。

「まだ大丈夫」と思いやすいのも依存症の特徴

政府広報オンラインは、依存症の人の多くは自覚が少なく、「まだ大丈夫」「本気になればいつでもやめられる」と考えがちだと説明しています。厚生労働省も、依存症は「否認の病気」ともいわれるとしています。

「負け額はそこまで大きくないから平気」と考えるのも、その一つかもしれません。金額で線を引くと、自分を安心させる理由にしやすいわけです。少しでも引っかかるなら、次のセルフチェックで振り返ってみるのがおすすめですね。

「いくら負けたら依存症」って線はないんだ。困りごとがあるかどうかを見てみよう。

\ 気になったら、まず相談先を確認 /

パチンコ依存症のセルフチェック|公的な機関の項目を要約

パチンコ依存症のセルフチェックは、公的な機関のサイトで公開されています。ここでは内容を要約して紹介します。実際に答えるときは、必ず原典のページで確認しましょう。

久里浜医療センター「PGSI日本語版」

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターは、ギャンブル問題の自記式スクリーニングテスト「PGSI日本語版」を公開しています。カナダで開発され、海外の多くの調査で使われているテストです。

項目内容
質問の数9問
振り返る期間過去12か月
答え方「まったくない」から「ほとんどいつも」までの4段階(0〜3点)
判定合計0〜27点で、非問題・低リスク・中等度リスク・問題ギャンブラーの4区分

質問では、次のような点を振り返ります。

テーマ振り返ること(要約)
お金失っても大丈夫な額を超えて賭けたか、賭ける額が増えていったか
取り返し負けた分を取り返そうとして、別の日にまた打ちに行ったか
借金打つお金のために借りたり、物を売ったりしたか
周りの声周りの人に遊び方を批判されたり、心配されたりしたか
気持ちと健康問題だと感じたか、ストレスや不安などの健康問題が起きたか
家計自分や家庭にお金の問題が起きたか

テストは久里浜医療センター「PGSI日本語版」のページで、そのまま回答できます。

依存症対策全国センターが挙げる症状とサイン

依存症対策全国センターは、厚生労働省が指定した依存症対策の全国拠点です。サイトでは、ギャンブル依存症にみられる特徴的な症状を紹介しています。

サインの種類紹介されている内容(要約)
のめり込みふとギャンブルのことが頭をよぎる。興奮を求めて賭け金が増えていく
コントロールやめよう、減らそうと努力してもうまくいかない
気分やめると落ち着かない。つらい気分を紛らわすために打つ
取り返し負けたお金をギャンブルで取り戻そうとして戻ってしまう
嘘と借金隠すために嘘をつく。借金をつくり、誰かにお金を無心する

くわしい説明は依存症対策全国センター「ギャンブル依存症の症状とサイン」で読めます。負けを取り返そうとする行動については、パチンコで負けた時のメンタルの立て直し方でも紹介しています。

家族から見えるサイン

依存症対策全国センターは、家族から見えるサインとして、次のような変化を挙げています。帰宅が遅くなる、嘘が増える、給料の額を明かさない、お金の無心が増える、といったものです。家族向けの自助グループのギャマノンも、家族から見えるサインを22の質問にまとめています。

セルフチェックは診断ではない

久里浜医療センターは、スクリーニングテストは医師による診断とは性質が異なり、主に早期の介入や予防に使うものだとしています。点数が低くても不安が残るなら、相談してかまいません。点数が高かった場合も、それだけで病気と決まるわけではありません。結果は、専門家に相談するきっかけとして使いましょう。

チェックの点数はあくまで目安。気になったら、そのまま相談先に話しちゃえばいいぞ。

\ 結果が気になったら /

パチンコ依存症の相談先と治療の窓口

パチンコ依存症の相談先には、公的な窓口・医療機関・自助グループがあります。本人が行きたがらないときは、家族だけでも相談できます。

相談先相談できること探し方・連絡先
精神保健福祉センターギャンブル依存を含むこころの健康の相談、家族の相談都道府県・政令指定都市ごとに設置
保健所こころの健康や依存症の家族相談お住まいの地域の保健所
依存症相談拠点依存症相談員による相談依存症対策全国センターのサイトで検索
依存症の専門医療機関診断と治療依存症対策全国センターのサイトで検索
リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)パチンコ・パチスロの悩み(本人・家族)050-5846-3952(月〜金・祝日除く10:00〜22:00、受付21:30まで)
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)本人同士のミーティングGA日本インフォメーションセンター
ギャマノン・GAFA家族や友人のための自助グループ各団体の公式サイト

精神保健福祉センターと保健所

厚生労働省によると、精神保健福祉センターは各都道府県・政令指定都市に1か所ずつあります(東京都は3か所)。「こころの健康センター」などの名前の場合もあります。ギャンブル依存症の家族の相談も受け付けています。

保健所でも、保健師や精神保健福祉士などの専門職が相談に応じています。面談を希望するときは、事前に電話で予約しておくのがおすすめです。

依存症の専門医療機関と治療

依存症対策全国センターは、ギャンブル依存症の治療として、考え方の偏りを見直したり、金銭管理などの日常生活を変えたりする認知行動療法が有効だと説明しています。近くの専門医療機関は、依存症対策全国センター「全国の相談窓口・医療機関を探す」で探せます。

パチンコ・パチスロ専門の電話相談RSN

認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、パチンコ・パチスロの依存問題を専門に受け付ける相談機関です。本人も家族も、無料で電話相談ができます。公衆電話や番号非通知、184を付けた発信からはつながらないので、覚えておきましょう。詳しくはリカバリーサポート・ネットワークの公式サイトで確認できます。

自助グループGAとギャマノン

GA(ギャンブラーズ・アノニマス)は、ギャンブルの問題からの回復を目指す人が集まる自助グループです。GA日本インフォメーションセンターによると、2026年10月1日現在、47都道府県で256のグループが活動しています。

家族や友人のためには、ギャマノンやGAFAといった自助グループがあります。会場や日程は、GA日本インフォメーションセンターやギャマノン日本サービスオフィスの公式サイトで確認できます。

家族が相談するときのポイント

依存症対策全国センターは、周りの人が安易に金銭的な援助をしないことや、専門家と相談しながら借金の問題に取り組むことが大切だとしています。「依存してない?」とストレートに指摘すると、かえって意固地になる場合があるとも説明しています。まずは家族が相談機関に行き、関わり方を一緒に考えるところから始めましょう。

借金がある場合の整理の仕方は、パチンコで負けすぎて借金が膨らんだときにまずやることで紹介しています。

家族だけで相談に行ってもOK。一人で背負わなくていいからな。

\ 借金の悩みもあるなら /

パチンコ依存症は回復できる病気

厚生労働省は、依存症は回復することが可能だとしています。糖尿病や高血圧のような慢性疾患にたとえられ、「止め続ける」ことが大切だと説明されています。

まずは「今日一日」から

消費者庁は、本人にとって大切なこととして、小さな目標を設定しながらギャンブル等をしない生活を続ける工夫を挙げています。そのうえで、「まずは今日一日やめてみましょう」と呼びかけています。長い目標を立てるより、今日を一日ずつ積み重ねるほうが続けやすいですね。

孤立しないことが回復を支える

厚生労働省は、止め続けるためには正直に気持ちを言える場所があることや、孤立しないことが大切だとしています。途中でまた打ってしまっても、そこから止め続けることを再開すればよいとも説明されています。一度の失敗で、すべてが終わるわけではありません。

お金の管理を見える形にする

回復の途中では、お金の流れを見える形にしておくと安心です。使ったお金を書き留めるなら、いつからでも始められる家計ノート(オレンジページ)のように、好きな日から始められる家計簿が使いやすいです。家族と一緒に見られるようにしておくと、隠しごとを減らすことにもつながります。

使う額の上限の考え方は、パチンコの軍資金の解説とパチスロの軍資金の解説でも紹介しています。ただ、すでに「やめたいのにやめられない」と感じているなら、上限を決め直すより先に相談しておきたいところです。

またやっちゃった日があっても大丈夫。そこからもう一回始めればいいんだ。

\ 回復の相談は専門の窓口へ /

パチンコ依存症の理解を深めたい人向けの本

ギャンブル依存症の仕組みや回復の流れを、落ち着いて知りたい人には専門家の本も役立ちます。本人向けと家族向けで、選び方を分けてみましょう。

本こんな人に
ギャンブル依存症から抜け出す本(講談社 健康ライブラリー イラスト版)久里浜医療センターで依存症の治療と研究に携わってきた精神科医・樋口進さんの監修。イラストで仕組みと回復の道筋を知りたい本人・家族に
〈改訂版〉家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル(田中紀子)家族の立場で、借金や嘘への向き合い方を具体的に知りたい人に

本は理解を深めるためのものです。読んで気になることが出てきたら、相談先に話してみてください。

本で仕組みを知ると、ちょっと気持ちが楽になるんだよな。

\ 読んで気になったら /

【まとめ】パチンコ依存症は負け額ではなく行動で見る

  • パチンコ依存症に「負け額いくらから」という基準はない
  • 公的な機関は、やめたくてもやめられないか、生活に困りごとがあるかを重視している
  • 久里浜医療センターのPGSI日本語版は、過去12か月を9問で振り返るセルフチェック
  • 負けを取り返そうとする、嘘や借金が増えるといった行動はサインのひとつ
  • セルフチェックは診断ではない。結果は相談のきっかけに使う
  • 相談先は精神保健福祉センター・保健所・専門医療機関・RSN・自助グループ
  • 依存症は回復できる病気。まずは今日一日から

一人で抱え込まずに相談してください

  • パチンコ・パチスロの悩み:リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)050-5846-3952(月〜金・祝日除く 10:00〜22:00/受付は21:30まで・相談無料、通話料のみ負担)
  • ギャンブル依存の相談(本人・家族):お住まいの地域の精神保健福祉センター・保健所(全国の相談窓口・医療機関を探す)
  • 借金もあるとき:法テラス・サポートダイヤル0570-078374/消費者ホットライン188

負けた直後の気持ちの整理はパチンコで負けた時のメンタルの立て直し方、借金の整理はパチンコで負けすぎて借金が膨らんだときにまずやることで紹介しています。

「もしかして」と思えたことは、回復への入り口です。気になったら、今日のうちに一本電話してみましょう。

\ 負けた直後の気持ちを整えるなら /

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