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パチプロ・スロ専業の最大の敵はインフレ?4パチ・20スロのレート固定で収入が目減りする理由とXの声

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当記事では、パチプロ・スロ専業の最大の敵はインフレという荻吉さんのポスト・4パチと20スロのレートが変わらない理由・収入が目減りする計算・ファンの声をわかりやすく紹介します。

13年前の+500Kと今の+500Kは、もう同じ重さではありません。

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目次

パチプロ・スロ専業の最大の敵はインフレ?Xで話題の荻吉さんのポスト

2026年10月25日の夜、スロットで食べている人の目線で発信する荻吉さんのポストがXで話題になりました。テーマはパチプロ・スロ専業にとってのインフレです。

荻吉さんは、前日にも「スロット専業は貯金できない?」という投稿で専業の本音を集めた人です。今回はその続きともいえる、お金の価値の話でした。

「2013年から物価は21.7%上昇」という荻吉さんの指摘

荻吉さんのポストの要点は、次のとおりです。

項目ポストの内容
最大の敵2020年代、パチンコ・スロットで食べている人の最大の敵は「パチ屋からインフレ率」になった
物価の上昇2013年からの13年間で物価は21.7%上がった
収支の見え方当時の+500Kと同じ価値を得るには、今は+608.5Kが必要
これから年3%前後のインフレが20年くらい続くと物価は2倍になる
実感4パチ・20スロのレートが固定されている限り、打ち手の収入は目減りしていく。この5年くらいで強く感じた

ポストには、消費者物価指数の推移をまとめた画像も添えられていました。2022年以降は年2〜3%台の上昇が続き、2013年2月と2026年9月を比べると+21.7%という内容です。

この+21.7%は、総務省統計局の消費者物価指数と一致します。2025年を100とした総合指数は、2013年2月が84.0、2026年9月が102.2です。102.2÷84.0=約1.217なので、物価はちょうど21.7%上がった計算です。ポストの数字は公式の統計どおりというわけです。

ちなみにKは1,000円のことです。+500Kは50万円のプラスを表します。収支の表し方はパチンコの投資kとは?で詳しくまとめているので、あわせてチェックしましょう。

「物価高騰が敵になるとは」というはるるまるさんの声

このポストの少し前、はるるまるさんが荻吉さんに「そのうち物価高騰に勝てなくなります」と返信していました。「物価高騰が敵になるとは昔は思いませんでしたね」という一言が、今回の話のきっかけです。

荻吉さんは、この返信に「ほんとこれなんですよね」と応じています。年3%くらいのインフレが続くと25年くらいで物価が倍になる。それが怖すぎるし、老後の詰み方がえげつない、という返事でした。

ホールの敵といえば、以前は設定状況や釘、ライバルの専業でした。そこへ物価という、打ち方では避けられない相手が加わったわけです。

ライバルは隣の台の専業じゃなくて物価だった、ってのは笑えないぞ。13年で2割増しはデカい!

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パチプロの稼ぎを決めるパチンコ4円・パチスロ20円のレートが変わらない理由

インフレでパチプロ・スロ専業の収入が目減りするのは、レートの上限が法律で決まっているからです。ここからは、貸玉・貸メダルの料金の上限と、そのレートが長く変わっていない点をわかりやすく説明します。

貸玉・貸メダルの料金には上限がある

パチンコ店の料金は、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)施行規則の第36条「遊技料金等の基準」で上限が決まっています。

遊技機料金の上限
パチンコ玉1個につき4円+消費税等相当額
パチスロ(メダル)メダル1枚につき20円+消費税等相当額
パチスロ(玉を使う機種)玉1個につき4円+消費税等相当額

「4パチ」「20スロ」と呼ばれるのは、この上限いっぱいの料金で貸すコーナーのことです。店はこれより安く貸すことはできます。1パチや5スロがその例です。ただし4円・20円より高い料金で貸すことはできません。

上限は「消費税等相当額を加えた金額」なので、税込にすると1,000円で46枚を貸す店もあります。貸メダルの計算はパチスロの軍資金はいくら?で紹介しています。

レートは昔から同じまま

物価やほかのサービスの値段は、毎年少しずつ変わります。ところが玉1個4円・メダル1枚20円という上限の本体は、長年据え置かれたままです。

消費税の分は上乗せできますが、それは税金の分です。店や打ち手の取り分が物価に合わせて増えるわけではありません。

パチプロの稼ぎは、ボーダー以上に回る台や設定の高い台を打ち、期待値を積み上げたものです。出玉の価値の目安は、この4円・20円です。交換率の違いはパチンコのボーダー理論とは?で確認できます。

レートが変わらないまま打ち続けたパチプロの日々は、田山幸憲さんのパチプロ日記I(Kindle版)にも残っています。同じ4円のパチンコでも、当時と今では1玉で買えるものが違うと分かります。

物価は動くのにレートは動かない。ここが今回の話のど真ん中だな!

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インフレでパチプロ・スロ専業の収入が目減りする仕組み

レートが固定されたまま物価が上がると、パチプロ・スロ専業の収入は目減りします。ここからは、13年前と今の収支の比べ方、これから物価が2倍になるまでの年数、遊技する側の負担の3つを順番に説明します。

13年前の+500Kと今の+608.5Kは同じ価値

荻吉さんの計算は、次のとおりです。物価が21.7%上がったので、当時の+500Kに1.217を掛けます。

項目計算結果
2013年2月の+500K基準50万円
今の同じ価値50万円×1.21760万8,500円
今の+500Kの当時の価値50万円÷1.217約41万円

検算すると、50万円×1.217=60万8,500円です。ポストの+608.5Kは計算どおりでした。

逆から見ると、今の+500Kは2013年2月のお金に直すと約41万円分です。同じ+500Kを積んでも、買えるものは2割近く減っているわけですね。

1玉・1枚の価値に直すと、さらに分かりやすくなります。

レート2013年2月の価値に直すと
パチンコ1玉4円約3.29円
パチスロ1枚20円約16.4円

玉やメダルの数は同じでも、1玉・1枚で買えるものが少しずつ減っているわけです。物価がなぜ上がり下がりするのかを基本から知りたい人は、渡辺努さんの物価とは何か(講談社選書メチエ)が入門書として読みやすいですよ。

年3%のインフレが続くと物価は20年余りで2倍

荻吉さんは「年3%くらいのインフレが20年くらい続くと物価は2倍」と書いています。返信では「25年くらい」とも言っていました。実際に計算してみましょう。

年率20年後の物価2倍になるまで
年3%約1.81倍約23.4年
年2.1%約1.52倍約33年
年1%約1.22倍約70年

年3%なら、20年で約1.8倍、約23年で2倍です。72を年率で割ると2倍になる年数の目安が出る「72の法則」でも、72÷3=24年です。荻吉さんの「20年くらい」「25年くらい」は、どちらもおおむね合っています。

実際の物価の動きも確認しておきましょう。総務省統計局の消費者物価指数(総合)の前年比です。

年前年比
2015年+0.8%
2016年-0.1%
2017年+0.5%
2018年+1.0%
2019年+0.5%
2020年0.0%
2021年-0.2%
2022年+2.5%
2023年+3.2%
2024年+2.7%
2025年+3.2%
2026年9月+2.1%(前年同月比)

2021年までは、ほぼ0%前後でした。ところが2022年からは4年続けて2〜3%台の上昇です。荻吉さんの「この5年くらいでめっちゃ感じた」は、数字の動きとも重なります。

世界で同じころに物価が上がった理由は、同じ渡辺努さんの世界インフレの謎(講談社現代新書)で解説されています。新書なので手に取りやすいですよ。

遊技する側の負担

打ち手の負担がどう変わったかは、公的なデータで分かる範囲にしぼって紹介します。

まず、ホールの数が減っています。警察庁の資料によると、ぱちんこ営業の営業所数は次のとおりです。

年末営業所数
2020年9,035店
2021年8,458店
2022年7,665店
2023年7,083店
2024年6,706店

4年間で2,329店、約26%のホールが減りました。店が減れば、狙える台を探すための移動も増えます。地元のホールが閉店したという人も多いはずですね。専業にとっては、稼げる場所そのものが減っているということです。

次に、貸玉・貸メダルの料金です。上限の4円・20円は変わらない一方、消費税は2013年の5%から2014年に8%、2019年に10%へ上がりました。税込で貸す店では、同じ1,000円で借りられる玉やメダルが少し減るので覚えておきましょう。

交換率の変化や、新台の価格がホールの営業に与える影響は、公的な統計で確かめられませんでした。そのため当記事では数字を挙げません。

同じ+500Kでも中身は約41万円ぶん。数字で見るとけっこうゾッとするぞ。

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パチプロ・スロ専業とインフレに対するファンの声

荻吉さんの前日のポストにも、パチプロ・スロ専業の稼ぎが目減りしているという実感の声が集まっていました。インフレの話とつながる声を紹介します。

荻吉さん本人の補足です。月5万円くらいは移動費にかかり、会社員の手取りに直すと30〜40万円くらいの感覚だそうです。家賃や食費を引くと意外と残らず、「日本全体がやばいのかもしれん」とも書いていました。物価が上がれば、この「残らない」感覚はさらに強くなります。

専業歴16年で貯金ゼロになった、というパチプロ婚活君さんの声です。長く続けても、それだけでお金が貯まるとは限らないと分かります。

Hahaさんは「もうスロットでは稼げない」と厳しめです。パチンコのプロが消えたように、スロットのプロも消えるという見方でした。

返信欄には、レートが変わらないうえに環境も厳しくなった、という声が目立ちました。専業を考えている人は、こうした声も見ておきたいところです。専業の暮らしのリアルを知りたい人は、5人の現役プロに話を聞いた現役パチスロプロのリアル年収も読んでみてください。良い面だけでなく、厳しい面も分かります。

16年で貯金ゼロは笑い話にしてるけど、なかなか重いな。続けるほど楽になる仕事じゃないってことだぞ。

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まとめ|パチプロ・スロ専業はインフレとどう向き合うか

  • 荻吉さんは「パチプロ・スロ専業の最大の敵はインフレ率」とポストした
  • 総務省の消費者物価指数で、2013年2月から2026年9月までの上昇率は21.7%
  • 当時の+500Kと同じ価値は、今の+608.5K
  • 料金の上限は風営法施行規則36条で、玉1個4円・メダル1枚20円(+消費税等相当額)
  • 年3%のインフレなら約23年で物価は2倍
  • ぱちんこ営業の営業所数は、2020年末から2024年末の4年で約26%減った

パチンコ・パチスロのレートは、物価が上がっても変わりません。同じ枚数を積んでも、お金の価値は少しずつ目減りしていくのが、パチプロ・スロ専業という働き方の弱点です。

パチンコ・パチスロは本来、遊びです。生活の柱にするより、使うお金と時間の上限を決めて楽しむくらいがちょうどいいですよ。収支は毎回記録して、使いすぎていないか確認しておきましょう。

4パチ20スロは昔のまま、財布の中身は物価しだい。遊びとして付き合うのがいちばんだな!

遊ぶお金や時間をコントロールできないと感じたら、ひとりで抱えずに相談してください。パチンコ・パチスロの悩みは、無料で電話相談できる窓口があります。

項目内容
相談先認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)
電話相談050-5846-3952(IP電話)
受付時間月〜金(祝日除く)10:00〜22:00(受付は21:30まで)
料金相談は無料(通話料のみ負担)

詳しくはリカバリーサポート・ネットワークの公式サイトで確認できます。家族からの相談も受け付けています。

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